すかいらーくは店舗から出る廃食油の本格的なリサイクルを始める。軽油の代替燃料として食材の配送車両で使用し、二酸化炭素(CO2)の排出を減らす。
ファミリーレストラン「ガスト」など関東地方の約1600店舗で出る揚げ油などを専用車両で回収し、埼玉県熊谷市の精製工場でバイオディーゼル燃料に変える。これを約150台の食材配送車で使用する。
廃食油の回収は5月に約230店舗で開始、その後、今秋に約630店舗、来年5月に約770店舗を追加、計1600店舗を超える規模で展開する。
このリサイクルシステムは2008年に九州で試験導入、CO2削減効果が確かめられたため大規模な導入に踏み切ることになった。同社によれば、今回の大規模導入で年間約5100トンのCO2排出量を削減できる。