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【ビックカメラ】コジマの株式の過半数を取得、売上高1兆円規模の家電連合に

 ビックカメラはコジマが実施する第三者割当増資を引き受けて、同社に50.06%を出資する。売上高は両社合わせて1兆円規模となり、最大手のヤマダ電機に次ぐ、業界2番手の家電量販店連合が誕生する。

 

 郊外型立地を中心とするコジマはヤマダ電機など大手の出店攻勢にさらされ、業績が悪化していた。大都市の駅前立地を基本とするビックカメラとは補完性が強い。

 

 ビックカメラの出資額は約141億円で、6月26日に払い込みの予定。コジマは調達した資金で、不採算店舗を一気に閉鎖。2012年4~6月期に特別損失として約80億円を計上する。

 

 家電量販店では家電エコポイント終了などによって薄型テレビの販売が急落、各社とも業績不振が鮮明化しており、さらなる業界再編に発展する可能性もある。