ヤマダ電機は5月10日、住宅設備機器のハウステックホールディングス(HD)を買収すると発表した。同社は昨年秋、中堅住宅メーカーのエス・バイ・エルを買収、太陽光発電設備などを備えた省エネ住宅「スマートハウス」事業を次世代の中核事業に育て上げる方針で、ハウステックHDを傘下に収めることにより同事業の展開を促進する。
ハウステックHDは給湯器やシステムキッチンを製造するハウステック、上下水道や各種機械の新設・保守を手がける日化メンテナンスなどを傘下に持つ持株会社で日立化成工業の住宅設備機器部門として発足。2011年3月期の連結売上高は550億円だった。
ハウステックHDは08年1月からニューホライズンキャピタルの傘下で再建を進めてきたが、ヤマダ電機は6月中旬に全株式を取得する予定。