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【大黒天物産】長野県の西源を買収し完全子会社化、売上高1000億円突破

 食品スーパーの大黒天物産(岡山県倉敷市)は4月24日、長野県松本市に本部を置く同業の西源を買収すると発表した。西源は長野県内で8店舗を展開しており、前身が問屋であることから現金卸型の低価格戦略が特徴。ディスカウント型スーパーを展開する大黒天物産としては価格・商品戦略が一致していることから、買収による相乗効果が高いと判断した。

 

 大黒天物産は西源の代表取締役である西村源一郎氏から6月7日付けで全株式を買い取る。買い取り価格は約13億円。

 

 近畿から中四国、九州北部にかけて72店舗を運営する大黒天物産としては、中部地方に新たな拠点を築くことになる。

 

 西源の2012年1月期の業績は売上高が113億円(前期比11.5%減)、営業損益は5200万円の赤字。大黒天物産は12年5月期で売上高978億円(9.4%増)、営業利益46億円(0.3%減)を見込んでおり、単純合算すると買収後の売上高は1000億円を上回ることになる。