日本チェーンストア協会がまとめた加盟57社の3月の売上高は1兆56億円で全店ベースでは前年同月比0.5%減、既存店ベースでも2.4%のマイナスだった。前月はうるう年効果で既存店が7ヵ月ぶりのプラスとなったものの、3月は前年が東日本大震災後の買いだめ特需で0.3%増と伸びていた反動もありマイナスとなった。
商品部門別の既存店売上高は食料品が4.3%減、衣料品が5.9%増、住関品が2.5%減だった。衣料品は震災後に不要不急の買い物を控える動きから前年が16.0%も落ち込んでいたので、その反動で増えた。
なお、同協会が発表した2011年度(11年4月~12年3月)の売上高は12兆7784億円で、全店ベースで3.3%増、既存店ベースでは1.1%減だった。全店ベースは8年ぶりのプラス、既存店ベースは15年連続のマイナスとなった。