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【スポーツ用品市場】12年は2.0%増の1兆2603億円、4年ぶりのプラスへ

 矢野経済研究所は2012年のスポーツ用品国内市場規模(メーカー出荷金額ベース)が前年比2.0%増の1兆2603億円になるとの予測を発表した。市場の伸びがプラスとなるのは4年ぶり。

 

 11年は東日本大震災の影響もあって1.3%減の1兆2361億円(推計)となった模様だが、自粛ムードが比較的早期に払拭されたことで、震災直後の予測よりは上ぶれしたという。12年は前年の落ち込みの反動もあってプラスとなるが、10年と比較すると伸び率は0.6%にとどまり、成長水準としては高いものではない。

 

 11年の市場動向を主要カテゴリー別に見た場合、ゴルフ用品は震災の影響などから6.4%減の2422億円、アスレチックウエアはユニクロやしまむらなど低価格衣料チェーンに一部の需要を奪われていることもあって4.0%減の1586億円といずれも減少。

 

 一方、「山ガール」ブームなどでアウトドア用品は8.9%増の1551億円、スポーツバイク人気などを背景にサイクルスポーツ用品は8.7%増の343億円と市場規模が拡大した。