楽天は4月20日、「楽酷天」のサービス名で展開している中国でのインターネットショッピングモール(仮想商店街)運営事業から撤退する発表した。
同社は中国のインターネット検索サービス最大手「百度(バイドゥ)」との合弁で2010年10月から「楽酷天」を運営してきたが、中国では電子商取引事業への投資過熱で競争が激化、業績を抜本的に改善するのは困難と判断したという。
同社は中国での仮想商店街事業に累計で約8億6000万円を投じており、12年1~3月期決算で減損処理するが、決算への影響は軽微にとどまる模様。
北京で行っているシステム開発業務や現地旅行予約サイトの運営は今後も続ける。