カー用品店大手のイエローハットと石油元売り大手の出光興産は4月3日、資本・業務提携すると発表した。両社は昨年11月に業務提携することを発表、今年3月までに詳細を詰めるとしていたが、資本提携にまで踏み込んだ。
出光興産がイエローハットの創業家などから株式を取得し、5%を出資する。取得金額は約17億円で、第2位株主となる。
出光興産は子会社のアポロリテイリングを通じて系列のガソリンスタンドにカー用品を供給しているが、イエローハットとアポロリテイリングが仕入れや商品開発を共同で行う。出光の系列スタンドにはイエローハットの物流センターから商品を運ぶ。
また、既存の出光の系列スタンドをイエローハットがプロデュースするジョイント店舗に転換する。出光には約4000店の系列スタンドがあるが、このうちの500店を今後3年間でジョイント店舗に変える。ジョイント店舗では売れ筋に絞り込んでカー用品を販売していく。