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【全国百貨店】2月の既存店売上高は0.4%減、2ヵ月連続のマイナス

 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の2月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.4%減と2ヵ月連続のマイナスとなった。1月と同じく全国的に強い寒気の影響を受けて、冬物衣料や帽子・手袋などの防寒アイテムは好調だったものの、本格展開した春物商材の動きが鈍かった。

 

 商品別では高級時計や宝飾品、輸入特選雑貨など高額商材が引き続き好調で、「美術・宝飾・貴金属」が3.3%増となる一方、主力の衣料品は春物の不調で1.0%減に終わった。総菜が好調だった「食料品」は1.4%の伸びを示した。

 

 10大都市では復興需要を背景に仙台が7.5%増と好調を維持、横浜(2.6%増)、大阪(2.2%増)、神戸(3.0%増)、広島(4.6%増)も前年実績を上回った。

 

 3月は昨年の震災の反動増があることから、中旬までの段階で大手各社の売上高は前年を大きく上回っているようだ。