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【井筒屋】借入金返済の再延長で金融機関と合意、13年2月末まで

 地方百貨店の井筒屋(北九州市)は2月28日、借入先金融機関17社と借入金元本の返済期限を2013年2月末まで1年間延長することで合意したと発表した。子会社のコレット井筒屋や久留米井筒屋を含む井筒屋グループは2010年1月、10~12年度の経営再建計画を実行することを条件に借入金の返済猶予について年度ごとに合意を得ることで銀行側と合意。昨年2月には357億円の返済を今年2月まで延長することで了承を得ていた。

 

 今回は2度目の返済期限延長に当たる措置で、返済猶予を受ける借入金額は前年の357億円から333億円に減った。

 

 返済猶予措置や希望退職などのコスト削減によって井筒屋は11年2月期に32億円の営業黒字を計上。12年2月期は28億円の営業利益を見込んでいる。