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NY百貨店「センチュリー21」、旗艦店の営業来春再開=コロナ禍で20年に破綻

COVID-19緊急事態中のニューヨークのセンチュリー21
米国の安売りデパート、センチュリー21・デパートメント・ストアーズは20日までに、ニューヨーク市マンハッタン南部の旗艦店の営業を来年春に再開すると明らかにした。写真はCOVID-19緊急事態中のニューヨーク(i-stock/Massimo Giachetti)

 【ニューヨーク時事】米国の安売りデパート、センチュリー21・デパートメント・ストアーズは20日までに、ニューヨーク市マンハッタン南部の旗艦店の営業を来年春に再開すると明らかにした。同社は2020年9月、新型コロナウイルスの大流行を受け、ニューヨークの連邦破産裁判所に連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、経営破綻していた。

 同社は1961年創業。コロナ禍が経営の打撃となり、約1億7500万ドルの保険金支払いが受けられなかったとして、ニューヨーク州やニュージャージー州などの計13店舗の閉鎖に追い込まれた。

 センチュリー21は営業再開に向け、小売り関連サービスを手掛ける企業のレジェンズと提携。同社はスペインのサッカークラブ「レアル・マドリード」などとも連携して事業を展開している。

 旗艦店は全米一の高さを誇るビル「ワンワールドトレードセンター」に近く、男性・女性・子ども用のデザイナー製作の衣料品、靴、ハンドバッグ、香水などを取り扱う。ニューヨークを重視し、ロゴには「NYC」の3文字が加わる。