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【米ウォルマート】上級経営幹部に女性3人を抜擢、サムズ・クラブ事業のCEOなど

 米ウォルマート・ストアーズは1月20日、上級経営幹部の人事を発表したが、2月1日付で女性3人が抜擢されることがわかった。

 

 会員制卸のサムズ・クラブ事業の新CEO(最高経営責任者)にはロザリンド・ブルーワー氏(49歳)が就任する。同事業の現CEO、ブライアン・コーネル氏(52歳)は家庭の事情で退任するという。

 

 ブルーワー氏は黒人女性。同社は米国事業、国際事業、サムズ・クラブ事業の主要3部門にそれぞれCEOを配置しているが、ブルーワー氏は女性としても黒 人としても初の部門CEOとなる。ブルーワー氏は紙製品大手のキンバリークラークの幹部を経てウォルマートに入社、直近では米国事業の東部地区プレジデン トを務めていた。

 

 このほか、米国事業部門のナンバーツーであるCOO(最高執行責任者)にギゼル・ルイズ氏(41歳)が、会社全体の情報システムを統括するCIO(情報 システム責任者)にキャレナン・テレル氏(50歳)がそれぞれ昇進する。両氏も女性で、ウォルマートの上級経営幹部で女性の登用が一気に進むことになる。