カジュアル衣料チェーンのしまむらが発表した2011年３～11月期の連結業績は、売上高が前年同期比4.1％増の3412億円、営業利益は4.5％増の319億円だった。３～８月期の段階では営業利益は1.9％増だったが、９～11月期の既存店が「ファッションセンターしまむら」業態で0.2％の増収と堅調に推移、増益率がアップした。震災の影響で昨年春先に落ち込んだ利益を取り戻しつつある。
店舗については、「しまむら」業態で36店舗、若者向けカジュアル衣料の「アベイル」業態で15店舗を新設した。「しまむら」業態では都市部への出店を強化しており、新設店舗のうち25店舗が東京・大阪・愛知・福岡など大都市への出店となった。
12年２月期通期の業績については従来通り、売上高が4.5％増の4600億円、営業利益が4.1％増の415億円を見込んでいる。