ローソンは8月12日、広島県神石高原町の道の駅に「ローソン神石高原町店」をオープンした。過疎と高齢化に悩む町が進める買い物難民対策の一環で、町が出資する第3セクター「さんわ182ステーション」がローソンとフランチャイズ契約を結んだ。
岡山県との県境に位置する神石高原町は小規模集落が多数点在する典型的な中山間地。住民は買い物のため遠方まで出かけることを余儀なくされており、町は道の駅をコミュニティの核とすることで町民の生活を支援しようとしている。
今回ローソンが出店する道の駅には今後、行政の窓口や福祉施設などの機能も集約される予定。また、ローソンを拠点に専用トラックによる集落への移動販売や廃校などを利用した小型店の設置も計画している。
今回の事業は総務省の「過疎地域等自立活性化推進交付金」を活用、行政と民間による地域活性化の実験的な試みでもある。