家電専門店やブランド品のディスカウント店を展開するセキド(東京・新宿区)は3月18日、取締役の関戸正実氏(54歳)が同日付けで代表権のある会長に復帰したと発表した。正実氏は体調不良を理由に昨年11月26日で社長を退き、取締役常務執行役員で妹の薫子氏(51歳)が後任に就いたばかり。薫子氏は社長にとどまるが、正実氏がCEO(最高経営責任者)、薫子氏はCOO(最高執行責任者)となり、正実氏が経営全般を統括する。
正実氏の4ヵ月足らずでの代表取締役復帰について同社では、「東北地方太平洋沖地震の発生による今後の強固な社内体制構築」などをその理由に挙げている。
業績の縮小均衡が続くセキドの2011年2月期の業績は、売上高が230億円(前期比10.6%増)、営業利益が1億2000万円(約3.2倍)の見込み。