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【マツキヨHD】花粉症・暑さ対策商品好調で営業益30%増、4~6月期

 ドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスが発表した2011年4~6月期の連結業績は、春先の花粉飛散量増加で関連商品が好調だったほか、夏の節電需要を捉えた制汗剤・冷却商材・フェイスペーパーなどがよく売れ、営業利益は前年同期比30.5%増の42億円となった。粗利益率が0.9ポイント改善して28.2%となったことも増益に結びついた。

 期間中に関東地方を中心に28店舗を出店(15店舗を閉鎖)したが、既存店は4月が1.0%減、5月が1.6%減、6月が2.1%減とマイナス続きで、売上高は1.9%と微増の1056億円にとどまった。

 純損益は昨年同期に計上した資産除去債務関連の特別損失がなくなったことから21億円の黒字(前年同期は5億円の赤字)に転換した。

 12年3月期通期の業績予想は従来と変わらず、売上高4500億円(前期比5.1%増)、営業利益166億円(7.2%増)、純利益89億円(22.1%増)を見込む。