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【コンビニ大手】第1四半期は4社揃って営業減益、タスポ効果の反動

 コンビニエンスストア大手4社の第1四半期(10年3~5月)決算が出揃ったが、昨年6月までのタスポ(たばこ自販機成人識別カード)効果の反動で既存店の販売が落ち込み、単体ベースでは4社揃って営業減益となった。11年2月期通期の単体営業利益はセブン-イレブン・ジャパンとファミリーマートが微増を予想する一方、ローソンとサークルKサンクスは減益を見込んでおり、コンビニにとって今期は苦しい決算となりそうだ。

 

 第1四半期での4社の主な経営成績(単体ベース)を挙げると、営業利益はセブン-イレブン390億円(前年同期比7.6%減)、ローソン99億円(7.8%減)、ファミリーマート77億円(3.0%減)、サークルKサンクス37億円(10.3%減)。既存店売上高はセブン-イレブンが2.5%減、ローソンが4.9%減、ファミリーマートが3.5%減、サークルKサンクスが6.0%減。全店ベースの平均日販は、セブン-イレブンが59.4万円(1.6万円減)、ローソンが48.6万円(1.7万円減)、ファミリーマートが48.8万円(1.6万円減)、サークルKサンクスが45.4万円(2.5万円減)だった。