ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の2月の既存店売上高は前年同月比で5.0%減だった。1月は全国的に気温が低かったことから既存店が10.7%の増収と6ヵ月ぶりのプラスとなっていたが、2月は下旬からの気温低下で春物が伸び悩み再びマイナスに転じた。新店を含む全店ベースでの売上高は0.9%増とわずかながら前年実績を上回った。
新しい決算期に入った昨年9月からの6ヵ月間の累計では、既存店は9.9%の減収、全店ベースでも5.2%のマイナスと今期は厳しい状況が続いている。同社では3月以降は既存店が上向くと見込んでおり、今月の販売動向が注目される。
その他の主な専門店の2月の既存店売上高は、しまむらのファッションセンターしまむら事業が3.1%増と2ヵ月連続のプラス、靴専門店のエービーシー・マートが4.9%増で3ヵ月連続のプラス、セレクトショップのユナイテッドアローズが7.0%増で15ヵ月連続のプラスだった。