イオンは10日、新株予約権付き転換社債を1000億円発行すると発表した。調達した資金はコマーシャルペーパーの償還に780億円、残額を借入金の返済に充てる。すべてが株式に転換された場合、発行済み株式総数は13.34％増える見込み。
同社がエクイティファイナンス（株式発行を伴う資金調達）を実施するのは2006年以来。前回は公募増資と第三者割当増資によって約2000億円を調達、国内での設備投資に約1500億円、ダイエーとマルエツの株式取得に300億円を充てるなど成長投資を目的としたものだった。
今回発行する転換社債は償還期限３年と４年の２本で、共に500億円。払込日は11月25日～27日。