高島屋は2012年2月期の連結営業利益の予想を前期比10.0%増の200億円に引き上げた。従来のマイナス予想から一転、増益となる。上期(11年3~8月)の営業収益(売上高と不動産収入などの合計)のマイナス幅が予想より40億円ほど縮小したほか、販売管理費を47億円削減。上期の営業利益が従来予想より25億円余り多い90億円(前年同期比13.5%増)となったことが主因。
通期でも経営環境は回復すると見ており、営業収益は従来予想より146億円多い8614億円(0.9%減)を見込む。
通期のセグメント別営業利益では、本業の百貨店業が13.6%減の92億円と減益になるのに対し、商業ディベロッパーの東神開発など不動産業が10.6%増の73億円と利益貢献する。