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【ファミマ】毎日新聞販売店と組んで商品宅配、「買い物弱者」向け

 ファミリーマートは毎日新聞社と共同で電話で注文を受けた商品を顧客の自宅まで届ける宅配サービスの実験を行う。12月に大阪市および堺市内のファミリーマート直営店8店舗で実験を開始、毎日新聞の販売店14店が協力する。

 ファミリーマート店舗が電話で注文を受けて商品を用意、毎日新聞販売店が商品の配達と集金業務を担当する。午後1時までに注文すると翌日の昼12時前後に商品が届く。当面は店舗近隣にあるオフィスのランチ需要への対応として、オフィスへの宅配から始める。その後、高齢者向けの個人宅配も順次開始する計画だ。

 経済産業省によれば食料品などの日常の買物が困難な「買い物弱者」は約600万人と推計され、農村部での過疎化や都心部での商店閉鎖などにより、今後も高齢者を中心とした買い物弱者は増加が見込まれる。

 ファミリーマートは地域に密着した新聞販売店のインフラを生かすことで、こうした買い物弱者をサポートする。