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【外食売上高】9月は0.8%減で2ヵ月連続のマイナス、台風が影響

 日本フードサービス協会が発表した9月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比0.8%減と2ヵ月連続のマイナスとなった。8月の3.3%減に比べれば健闘したが、中旬までの2回の台風到来で客数が2.2%落ち込んだことが響いた。

 

 業態別ではファーストフードが1.9%増となり、東日本大震災後では初めて前年実績を超えた。とくにセルフサービス式うどん店など麺類ファーストフードが好調で、店舗数が10.1%伸びたこともあって売上高は11.5%増となった。

 

 ハンバーガーチェーン大手も日本マクドナルドが既存店ベースで4.8%増、モスバーガー(モスフードサービス)が同0.4%増となるなど好調だった。

 

 牛丼チェーンは、すき家(ゼンショー)の既存店が0.6%減と20ヵ月ぶりのマイナス、吉野家が同18.8%減と大きく減るなど、振るわなかった。

 

 ファミリーレストランは4.6%のマイナス。なかでも焼肉チェーンは和牛の放射性セシウム問題や集団食中毒事故の影響が続いており、12.0%減。これで5ヵ月連続の2ケタ減となった。