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【米ウォルマート】マネーセンター設置を今年中に1500店舗に

 米ウォルマート・ストアーズは3月16日、低所得者向けに金融サービスを提供するマネーセンターをルイジアナ州内の店舗に開設、マネーセンター設置店は累計で1000店舗に達した。同社は2004年からマネーセンターの設置を開始、6年で1000店舗にまで増やしたが、今年中にはさらに500店舗で追加設置し、計1500店舗にまで増やす計画だ。ウォルマートは現在、全米で3763店舗を展開しており、マネーセンター設置店は約40%に達することになる。

 

 マネーセンターでは小切手の現金化や公共料金などの支払い、国外を含む送金サービスを提供するほか、プリペイド方式のVISAデビットカードの発行を行っている。米国では4人に1人が低所得などが理由で銀行口座を持っていないといわれており、ウォルマートはこうした人たちに向けて銀行より安い手数料で金融サービスを提供している。

 

 ウォルマートはメキシコとカナダでは銀行免許を取得、融資を含めたフルサービスの業務を行う計画だが、米国内では銀行業界の反対もあって免許を取得できていない。