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【全国百貨店】9月の既存店売上高は2.4%減、3ヵ月連続のマイナス

 日本百貨店協会がまとめた9月の全国百貨店の売上高は約4369億円で、既存店ベースでは前年同月比2.4%減だった。前年比マイナスは3ヵ月連続。7月は0.1%減、8月は1.7%減でマイナス幅が徐々に広がっている。ちなみに、昨年9月は5.2%減だった。

 

 9月は2つの台風が週末に重なったことや厳しい残暑が中旬まで続いたことから、秋物衣料の立ち上がりが遅れたほか、入店客数にも大きな影響を受けた。一方、6月から好調に推移している宝飾品、高級時計などの高額商材が引き続き伸びを示しており、下旬からの気温低下で秋物衣料が活発に動き始めるなど、一部持ち直しの傾向も見られたが月前半の不振をカバーできなかった。

 

 10大都市では復興需要に支えられた仙台が4.7%増と伸びが一服。仙台を除く東北地方では既存店は前年並みのレベルに落ち着いた。