家電量販店大手のヤマダ電機とビックカメラは、それぞれ次世代高速無線通信「モバイルWiMAX」事業に参入する。KDDI系のUQコミュニケーションが7月1日からWiMAXの商用化を始めるのに合わせて、同社から通信インフラを借りてMVNO(仮想移動体通信事業者)として無線データ通信サービスを提供する。
両社は、ともに月額4480円の完全定額プランを用意。パソコンやWiMAX通信端末の購入客にデータ通信サービスの利用を呼びかける。7月1日時点では、通信エリアは首都圏と京阪神地区、名古屋の一部に限定されるため、主に通信エリア内の店舗でのみサービスの利用を受け付ける。通信エリアの拡大に伴って、受付店舗も広げていく予定。
WiMAXは米インテルなどが中心となって標準化を進めてきた高速無線通信規格で、通信速度は下りで最大40Mbps、上りで最大10Mbps程度とADSL並みの高速通信を実現する。