高島屋は5月31日、「フォション」のブランドで展開しているパン売り場で販売していたパン(1種類)について、アレルギー物質を含む特定原材料の一つである卵の表示漏れがあったと発表した。
表示漏れがあったパンは「エピ・クルヴェット・エ・ブロッコリ」で、3月27日~5月23日にかけて高島屋13店舗で約1万個を販売した。発表時点で健康被害は見つかっていない。
5月25日に匿名の関係者からの内部通報で判明した。当該商品は製造・販売を中止、5月30日に各店舗の所轄の保健所に届け出た。製造はレアールパスコベーカリーズに委託していた。
アレルギー物質を含む特定原材料として表示が義務づけられているのは、卵のほかエビ、カニ、乳、小麦、そば、落花生の7品目。今回の高島屋のケースでは、パンを無包装で販売していたため食品衛生法上の表示義務はないが、商品値札に表示を記載する社内規定があった。