コープこうべは9月1日、放射性物質の自主検査を始めた。プライベートブランド(PB)や組合員の購入頻度が高い商品などを中心に検査を実施し、安全性を確認する。
放射性ヨウ素や放射性セシウムから出るガンマ線を測定できるゲルマニウム半導体検出器を自前で導入した。検査品目の優先順位を決め、計画的に検査を行う。検査対象は、出荷制限が出された自治体やその周辺で生産される農水産品のPB商品、組合員の購入頻度が高い牛乳やコメなどの食品が中心。
取引先メーカーの協力を得て自主的な検査態勢を組む大手スーパーはあるが、自前で高価な測定装置を導入するのは小売業では珍しい。