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【コンビニ売上高】6月の既存店は9.0%増、昨年9月以来の大幅アップ

 日本フランチャイズチェーン協会がまとめた主要コンビニエンスストア10社の6月の既存店売上高は前年同月比9.0%増と、たばこ増税前の駆け込み需要で2ケタ増となった昨年9月以来となる大きな伸びを示した。

 

 前年比プラスはこれで8ヵ月連続となり、コンビニ業界の売上げ動向は堅調に推移しているといえる。たばこの値上げがそのまま単価アップにつながっていることに加え、6月は平均気温が記録的な高さとなり、アイスクリームや飲料の動きが非常によかった。

 

 既存店ベースの客数は2.7%増で3ヵ月連続のプラス、客単価は6.1%増で7ヵ月連続のプラスだった。

 

 商品別の売上高(全店ベース)では、たばこの値上げと供給回復の効果で非食品が28.6%増と前月をさらに上回る大幅アップ、弁当・総菜など主力の日配食品も5.5%伸びた。アイスと飲料が伸びたことで加工食品は0.1%増と2ヵ月ぶりにプラスに転じた。チケット販売などサービスはまだ自粛ムードの影響が残っており、1.2%のマイナスだった。