ファーストリテイリングは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との連携を強化し、難民として日本に暮らしている人たちをユニクロ店舗でインターンとして受け入れる。日本で就業経験を積むことで、自立した生活を送ることができるように支援する。こうした取り組みは日本企業では初めて。
同社では2001年からユニクロで販売したフリース商品を回収・リサイクルし、UNHCRなどを通じて難民や避難民、災害の被災者などに無償提供してきた。06年からはユニクロの全商品に対象を拡大し、10年からはジーユー店舗でも同様の取り組みを始めている。
今回のUNHCRとの連携強化によって衣料品を寄贈する国を拡大すると共に、ファーストリテイリングの従業員をUNHCRのインターンとして一定期間派遣する。
ファーストリテイリングではこれまで、17ヵ国の難民・避難民に約312万点の衣料品を無償提供してきた。