米リミテッドブランズは6月17日、保有していたカジュアル衣料チェーン「リミテッド」の発行済み株式の残り25%すべてを売却した。「リミテッド」はもともとリミテッドブランズの中核事業だったが、他のカジュアル衣料チェーンに押されて業績が低迷、2007年にリミテッドの株式の75%を企業再生ファンドのサンキャピタルパートナーズに売却していた。今回、残り25%もサンキャピタルが買い取り、約220店舗を展開するリミテッドを100%子会社化した。リミテッドブランズは今後も、商品調達および物流サービスをリミテッドに提供する予定。
リミテッドブランズはかつてギャップと並ぶカジュアル衣料チェーン大手だったが、現在は婦人下着専門店の「ヴィクトリアズ・シークレット」と美容健康・化粧品専門店の「バス&ボディワークス」が主力事業となっている。