しまむらの2011年2月期第1四半期(10年3~5月)の連結業績は、売上高は前年同期比で横ばいだったものの、プライベートブランド(PB)の販売好調などで営業利益は19%増の82億円となった。PBの販売額は42%増と大きく伸び、売上高全体に占める割合も40%にまで高まった。また、テレビCMの投入などでトレンド商品の販売も増加。PBやトレンド商品など利益率の高い商品の販売が好調だったことから売上高総利益率は1.9ポイント伸びて32.5%となり、営業利益を押し上げた。
主力のしまむら事業は10店舗を新設したものの、売上高は1.1%減の858億円だった。客数は前年並みだったものの、客単価が落ち込んだ。既存店増収率は4.6%のマイナスだった。
カジュアル衣料のアベイル事業、ベビー・子ども用品のバースデイ事業などそのほかの事業はすべて増収を確保した。
11年2月期通期では従来予想通り売上高4481億円(前期比4.3%増)、営業利益392億円(6.1%増)、純利益234億円(7.7%増)を見込んでいる。