日本チェーンストア協会がまとめた会員企業62社(7859店)の2010年1~6月の売上高は約6兆488億円で、既存店ベースでは前年同期比4.3%のマイナスとなった。消費者の可処分所得の減少や節約志向から単価ダウンが続いていることが影響した。1~3月の既存店は4.7%の減収、4~6月は3.9%減でマイナス幅はわずかながら縮小傾向にある。
同時に発表した6月の売上高は既存店ベースで前年同月比1.4%減と19ヵ月連続のマイナスだった。ただ、気温が高かったことで衣料品の売上が1.5%増と54ヵ月ぶりのプラスとなったことは明るい材料だ。食品は1.4%減、住居関連商品は1.6%減だった。
なお、日本百貨店協会が先日発表した全国百貨店の2010年1~6月の売上高は既存店ベースでは4.4%減とスーパーとほぼ同じマイナス幅だった。