食品スーパー大手のヤオコー（埼玉県川越市）が発表した2011年４～９月期の連結業績は、営業利益が前年同期比39.6％増の61億円と中間期としては過去最高を更新した。９月を除いて既存店売上高は毎月プラスとなり、４～９月では2.3％増と堅調だった。粗利益率が伸びる一方で、経費の伸びは売上の伸びを下回り、営業利益は8月に上方修正した58億円を３億円ほど上回った。
５店舗を新設した効果もあって営業収益（売上高と不動産収入などの合計）は9.5％増の1178億円となった。
下期の業績を慎重に見積もって、通期業績予想の上方修正は見送った。12年３月期の業績は営業収益が6.5％増の2355億円、営業利益は9.3％増の105億円を見込む。