セブン-イレブン・ジャパン子会社の米7イレブン・インクは、米国とカナダでの出店を加速する。2008年には170店舗を新設したが、今年は200店舗に引き上げる。今後数年間は、同レベルでの新規出店を継続する。
米7イレブンはガソリンスタンド併設型の直営店舗が多かったが、セブン-イレブン・ジャパン主導による会社建て直しの過程で、日本と同様フランチャイズ方式による都市部の独立型店舗の出店を増やしている。現在までに米国とカナダの6200店舗強のうち約8割にまでフランチャイズ比率が高まっている。
06年からは独立商店主をフランチャイズオーナーとして勧誘する「ビジネス・コンバージョン・プログラム」をスタート。現在は同プログラムによる既存商店からコンビニ店舗への転換が新規出店の主流となっている。新規加盟の費用は店舗の改装コストを含めて平均で28万ドル(約2700万円)、米国とカナダでの平均店舗規模は約170~200平方メートルで日本の1.5倍ほどの規模となっている。