ファーストリテイリングは4月の国内ユニクロ事業の既存店売上高が前年同月比4.6%増になったと発表した。月後半からの気温上昇に伴って、春夏用の機能性肌着など夏物衣料の販売が好調に推移した。
既存店売上高がプラスとなるのは3ヵ月ぶりで、2月の5.0%減、震災の影響があった3月の10.5%減から持ち直した。客数は1.2%減ったが、客単価が5.9%増えて売上高を押し上げた。昨年9月の期初からの累計では既存店は8.6%の減収、下期に入った3月以降では2.1%減となっている。
衣料品専門店では、しまむらグループの「ファッションセンターしまむら」も4月の売上高は既存店ベースで0.3%増と前月の15.0%減に比べて大きく改善した。