イオンは岩手県の久慈漁業協同組合(久慈市)と直接取引を始める。久慈漁協が北海道東方沖で獲ったサンマをすべて買い取り久慈漁港に水揚げ、東北・関東にあるグループの総合スーパーや食品スーパーなど最大200店舗で販売する。
1回の水揚げは20トン程度(約15万尾)を予定。9月中に取引を始め、10月中旬ごろまで続ける。
イオンは2008年8月にJFしまね(島根県)と直接取引を開始、その後、石川県、千葉県など全国6ヵ所で直接取引を始めており、今回が7ヵ所目となる。
同社はまた、宮城県石巻市の水産加工業者にプライベートブランド「トップバリュ」の生産を委託、10月中に「さんま蒲焼」と「さば照焼」の生産を開始する。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた地元水産加工業の復興を支援する狙いがある。