日本フードサービス協会が発表した6月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比で0.2%減となった。売上げの前年割れは東日本大震災のあった3月以降、4ヵ月連続となったが、3月は10.3%減、4月は2.8%減、5月は2.0%減とマイナス幅は徐々に縮まっている。
ただ、焼き肉店は集団食中毒事故の影響で17.3%減と、前月の11.2%減から一段と悪化した。7月は牛肉のセシウム汚染問題も発生したことから、焼き肉店やしゃぶしゃぶ店は当面、厳しい状況が続きそうだ。
好調だったのはセルフサービス式うどん店や立ち食いそばなど麺類ファーストフードで14.8%の2ケタ増。ディナーレストランも5.8%伸びた。また、ファミリーレストランは洋風・和風・中華のいずれも前年実績を上回った。