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【CFS】食品スーパー事業をイオンに譲渡、4期連続で増益見込む

 ドラッグストアのCFSコーポレーションは食品スーパー事業を分離して、イオンに譲渡する。4月6日付けで設立した100%子会社、イオンキミサワ(静岡県函南町)に食品スーパー事業を継承させたうえで、イオンキミサワの全株式を8月21日にイオンに譲渡する予定。

 

 CFSの食品スーパー事業の店舗数は24店、2010年2月期の業績は営業収益が403億円、営業利益が6億円。ただ、この数字は本部経費等を含まない店舗段階のもので、実質的には営業赤字とみられる。CFSは食品スーパー事業を切り離し、ドラッグストア事業に特化することで収益力向上を図る。

 

 同社が発表した10年2月期個別業績は、売上高が前期比2.1%減の1430億円、営業利益は41.2%増の23億円、純利益は32.3%増の6億円と減収増益だった。

 

 11年2月期は食品スーパー事業の切り離しで売上高は15.0%減の1215億円にまで落ち込むものの、営業利益は11.8%増の26億円、純利益は76.6%増の12億円と4期連続の増益を予想する。売上高営業利益率は1.6%から2.1%に高まる見込み。