米カジュアル衣料専門店大手のギャップは8月22日、フランチャイズ(FC)方式でベトナムに進出することを明らかにした。
今年10月、ホーチミン市に「ギャップ」業態の2店舗をオープンするほか、2012年にはハノイにも進出する。また、「バナナリパブリック」業態も12年後半に出店する予定。ベトナム現地の大手貿易会社、アイメックス・パン・パシフィック(Imex Pan Pacific)とFC契約を締結、同社が店舗を運営し、ギャップは商品を供給する。
また、フィリピンでのFC契約先であるカジュアル・クロージンズ・スペシャリスト社を通じて、12年1月にはグアムにも店舗を出す。
同社は日本やヨーロッパなど先進国では直営店を経営しているが、開発途上国についてはFC方式での進出を基本としている。過去5年間で26ヵ国に200店舗のFC店を出店してきたが、11年度中にFC展開を32ヵ国にまで広げ、14年度までに倍の400店舗に増やす計画だ。