ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の1月の既存店売上高は前年同月比で10.7%増と2ケタの伸びを示した。気温が低く推移したことで冬物衣料が好調だったほか、春物の立ち上がりも順調に推移した。既存店が増収となるのは昨年7月以来、6ヵ月ぶり。
国内ユニクロ事業は新しい決算期に入った昨年9月以降、10月を除き、既存店の2ケタ減収が続いたため、、ファーストリテイリングは2011年8月期上期(10年9月~11年2月)の売上高予想を100億円下方修正していた。3月以降は既存店が上向くと見込んでいたが、予想より一足早い回復となった。
そのほかの衣料品関係の専門店では、しまむらのファッションセンターしまむら事業が2.5%増、靴専門店のエービーシー・マートが5.4%増、セレクトショップのユナイテッドアローズが6.2%増など1月の既存店売上高はおおむね好調だった。