インターネット決済サービスの米ペイパルは6月25日、個人口座に送金できるサービスを日本で始めると発表した。
従来、企業向けに提供していたペイアウト機能を個人ユーザーにも広げる。企業は個人ユーザーのペイパル口座（メールアドレス）と金額を指定するだけで送金できる。個人は1回当たり10万円までの支払いを受け取れる。また、対応する銀行口座とオンライン連携すれば、1回当たり100万円までの受け取りや銀行口座への引き出しが可能。
民泊やフリーマーケットアプリなどで個人事業主が支払いを受けるケースや企業の中古品買取サービスなどでの利用を想定する。クラウドファンディングのCAMPFIRE（キャンプファイヤー）やチケット販売・買い取りのウェイブダッシュなどがペイパルの新サービスを利用することが決まっている。
また、ペイパルはクレジットカードを持たなくても銀行口座の振替機能を使ってペイパルを利用できるサービスも始める。みずほ銀行や三菱UFJ銀行、三井住友銀行などが同サービスに対応する。