セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン―イレブン・ジャパン(東京)は30日、専用マシンで入れるセルフ式コーヒーで、カロリーや糖質が少ない植物性ミルクを使った新商品を発売すると発表した。アイスの「アーモンドミルクラテ」で、健康志向を強める消費者を店頭に呼び込みたい考えだ。
植物性ミルクは牛乳と異なり、植物を原料とする。豆乳が有名で、アーモンドミルクは米国で人気が高い。セブンが使うアーモンドミルクは、江崎グリコが専用に開発した。アーモンドミルクのカロリーは牛乳と比べて3割程度、糖質も1割前後と低い。
まずは東京都内の約230店で4月5日に発売し、6月から順次、全国の店舗に拡大する。価格は220円。コンビニコーヒーは新型コロナウイルスの流行に伴う在宅勤務の拡大などで苦戦を強いられた。新商品投入で「目的買い」を誘う。