コメリの2016年3月期第3四半期決算が、売上高は2553億円(前年同期比2.3%増)、営業利益162億円(6.8%増)となった。
物価上昇等の影響が家計を圧迫していることに加え、11月~12月の暖冬の影響により、暖房・防寒用品や除雪用品等の季節商材の売上が大きく低迷したが、その分を消費増税の影響が一巡した上半期の増収で補った。
4月の組織改編により新設した商品開発部は、グローバルなPB商品の開発に注力し、商品力の強化に取り組み、パワー商品部は、プロニーズにも対応する専門的な品揃えの強化、パワー業態の営業力の強化を図った。その結果、パワー業態は、「金物・資材・建材」分野を中心に堅調に推移して、既存店ベースの売上高は2.6%増と好調だった。
通期は従来予想を据え置き、売上高3280億円(3.5%増)、営業利益175億円(8.6%増)、経常利益170億円(9.6%増)、当期利益80億円(11.6%増)を見込んでいる。