大塚家具は、2015年1~6月期の純利益が、前年同期比52%減の3億5900万円になったと発表した。従来の1億2600万円の赤字予想から一転して黒字になった。売上高は前年同期比1%増の301億円と、減収予想から一転して増収。15年12月期の通期予想は売上高を前期比2%増の568億円(従来予想は微減の554億円)に引き上げた。
3月の株主総会で、委任状争奪戦を繰り広げるなど経営を巡る混乱への「おわび」として、4~5月に開いたセールの効果で売上高が伸びた。4月は17.5%減だったが、5月は70%増、6月は実施したセールで6月末までの配送を割引の対象としたこともあり49.6%増だった。7月も5.2%増と3カ月連続でプラスとなった。