矢野経済研究所は「玩具市場に関する調査結果 2012」で、テレビゲームを除いた玩具の2012年度の市場規模は、メーカー出荷金額ベースで前年度比4.5%減の3,105億円と予測した。同調査では、「電子玩具」、「模型・ホビー」、「男児玩具」、「女児玩具」、「ゲーム類(アナログゲーム)」、「季節玩具・雑玩具」、「基礎玩具(知育玩具、ブロック類等)」、「ぬいぐるみ」を玩具の主要8品目と規定。そのうちもっとも構成比の高い「男児玩具」(男児キャラクター玩具、トイラジコン、トレーディングカードゲームなど)の勢いが弱まっていることを要因の一つに挙げた。
一方、「季節玩具・雑玩具」(節句人形、花火、水物、その他の玩具)は、2.1%の増加となるとしている。また「基礎玩具」に含まれる知育玩具は、早期教育への意識の高まりで堅調に推移するとした。
テレビゲームを含めた玩具の市場規模は、2.8%減の7,035億円と予測している。