「サイクルベースあさひ」を展開するあさひは、12月10日、2013年２月期決算の業績予想を下方修正した。売上高は、当初予想から36億円下振れする380億円、経常利益は約９億円下振れする44億円とした。
2012年２月期決算では、東日本大震災を契機に急激な自転車需要の高まりを受け、売上高は前期比で23.9％増の355億円、経常利益は18.9％の44億円と大幅な増収増益だった。
2013年２月期は、前年の震災需要の反動を予想しながら、新規出店などで売上高14.5％増、営業利益も21.4％％増を見込み、積極的な広告宣伝などで知名度アップを図ってきた。しかし、前年の需要の反動を補うほどの効果は見られなかった。
なお、過去２年間の新規出店・リニューアル店舗を除いた既存店舗での比較では、３月～11 月までの売上高累計で、2012年度は前年比で8.2％減だが、震災需要を受けていない２年前の2011年度と比較すると4.3％増であり、業績の伸びは継続しているとしている。