電通は、孫の育児に関心をもち、孫と過ごすことを楽しんでいる男性が増えていることに着目し、「育G(イクジイ)調査」を実施した。
同調査によると、孫全員にかける年間支出額の平均は約11万円で、孫1人あたりの平均は55000円だった。ただし、孫が1人だけの場合は88522円であるのに対して、孫2人の場合は総額93734円、3人の場合は総額128964円となり、孫1人の場合の1人当たりの金額は圧倒的に高い。
孫のために買ったもののトップ3は、「おもちゃ」(66.8%)、「孫の衣類・靴」(53.6%)、「絵本・本」(50.6%)。孫あるいは孫世帯に対して、何らかのものを買い与えたこと
がある祖父は91.6%にのぼった。
さらに、祖父の自宅にも孫のために、「おもちゃ」(30.0%)、「絵本・本」(21.3%)、「孫の衣類・靴」(17.3%)、「自動車用チャイルドシート」(11.5%)、「子ども用家具」(9.6%)などを買いそろえており、過半数は祖父宅用に孫関連グッズを買ったことがあることがわかった。
今後も9割近くが孫消費意欲を示しており、さらに、孫の「教育費」や「孫名義の貯金」など、孫の将来を視野に入れた資金援助も考えている。
なお調査対象は、関東1都6県で小学生以下の孫のいる男性800名。