ワークマンの業績が好調に推移している。2019年3月期通期は、「ワークマンプラス」の出店が既存店売上高向上に大きく貢献したため、売上・利益ともに上方修正した。
売上高は前回予想比から60億円増の639億円(前期同期比14.0%増)、営業利益は18億円増の130億円(23.2%増)、経常利益は19億円増の142億円(20.5%増)、純利益は12億円増の95億円(21.2%増)とした(億円未満は切り捨て)。
4~12月の2019年3月期第3四半期に、長崎県への初出店とワークマンプラス4店舗など14店舗をオープンし、フランチャイズ店を含めて合計832店舗となった。
特に、新業態「ワークマンプラス」は、TVの情報番組などに数多く取り上げられ、客数、売上ともに通常オープンの3倍近い実績となった。初めての顧客や女性客など一般ユーザーの割合が拡大。全国のワークマン既存店への波及効果が高く、18年9月の既存店売上高が前年同期比で28.1%増、12月は32.7%増と大幅な伸びを示し、第3四半期通期では14.3%増となり、全体の売上拡大に大きく貢献した。
同時に発表した第3四半期の決算は、売上高506億円(16.4%増)、営業利益109億円(28.9%増)、チェーン全店売上高は、730億円(17.0%増)だった。