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「小さな町には大きな店、大きな町には小さな店」

 そう話すのは、ヨークベニマルの大髙善興会長だ。

 

 ヨークベニマルは2018年11月16日、「ヨークマルシェ大和町店」を出店した。同店の売場面積は約300坪。600坪を標準とする同社にとっては小型フォーマットの位置づけだ。「紅丸商店」として創業し、70年の歴史を持つ同社が屋号を変えて出店するのは初めてのことで、オープン同日は多くの記者が詰めかけた。店舗で行われた会見の席上で、大髙会長は「これまでのドミンスは郊外が中心だったが、これからは市街地でもシェアを獲りにいく」とコメントした。

 

 「年配のお客さまに話を聞くと、買物をすると疲れてしまうから大型店に行きたくないという声を聞く。市街地では最近、土地代が上がっており、坪単価も高止まりしている。小さな店でいかに利益を上げていくかが今後の焦点となる」(大髙会長)。ヨークベニマルは“小さな店”をもって“大きな町”を攻略できるかーー。(小野)