遠鉄ストア、食品加工センターに資源リサイクル装置を導入

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ウエルクリエイトが開発,製造した食品残さ発酵分解装置
ウエルクリエイトが開発・製造した食品残さ発酵分解装置を本格稼働させた

 遠鉄ストア(静岡県浜松市)は、浜松市内にあるプロセス(食品加工)センターに食品資源リサイクル装置を導入した。これにより、食品の廃棄量を月平均15トン、従来に比べて85%削減できる見込みだ。

 生鮮食品の加工処理や総菜の製造などを行うプロセスセンターに、ウエルクリエイト(北九州市)が開発・製造した業務用食品残さ発酵分解装置を設置した。食品残さを投入すると、微生物の働きで分解される。遠鉄ストアでは9月の試験運用を経て、10月から本格稼働させた。

 リサイクル装置で一次発酵させた発酵物は、専門業者が回収した上で、堆肥場で堆肥化した後、地域の牧場や農家に提供する。

 遠鉄ストアのプロセスセンターは、静岡県西部を中心とした全33店舗に商品を供給している。同社によると、東海4県の食品スーパーでプロセスセンターに食品資源リサイクル装置を導入するのは同社が初めて。

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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